WTT2013Ex

放映に関しては、あえて触れません。

Jeremy ABBOTT

アボのEX、すばらしくよいですね。スローな曲に合わせた滑らかなスケーティング、一つ一つ丁寧なターンとエッジ、時に激しく、そして穏やかな動き。

競技の演技だと、レベル取りやPCSを上げるために難しい要素を詰め込みがちですが、スローなExって、使ってるのはほぼ基本のツール、スリーやモホーク、ディープエッジ、クロスでも、非常に滑らかな、情感のこもった滑りを見せてくれる。 豪快なクワッドとか高速スピン、派手なステップとかもいいんですが、こういうスローな曲の中でテンポは遅くても少ないストロークで基本ながらもレベルの高いエッジワークでスピードが出て、曲に乗せて踊れる、こういうのこそExとして見たいし、見てもらいたいんですよね。カットされたけど。

Sota YAMAMOTO


微レな期待は抱いていたもののさすがに放映は無理だとは思ってたノービスの子たちの演技。さっきつべのurlあげましたが、山本草太君。衣装も曲もサンダーバードww 本人はおろか、お父さん世代よりも上じゃねえかww

Shingo NISHIYAMA


最初の3Sは抜けちゃいましたが、滑り、表現はものすごくいいですね。腕だけの手旗ではなく、上体を音に合わせて優雅に動かしてます。踊れる選手ですね。必見

「あたるにゴールドシール」と言われないように、、、、

そういえばこの前、靴とブレードを変えました。ブーツがもうボロボロになって足首のところが曲がっちゃってるため、いい加減寿命だろう、と。サイズが小さめになったので、合わせてブレードも変えました。

ついにコロネーションは卒業、ゴールドシールです。Pちゃん、こづー、ヨナなどが使っているようです。両方同時に変えたので慣れるにはもう少し時間がかかりますが、やはりモノが違います。氷への吸い付きが違う。

外観

外観としては、トゥピックはあまり大きくありませんが、高さがあり、エッジ幅が狭いです。しかも踵にいくにつれ細くなってるような。あと、より流線型になってます。

吸い付き

研磨したてというのを差し引いても、滑りがいいです。ちょっとひょうたんやっただけでツイーと進みます。最初は怖くて初めて氷に降りた初心者バリでした。そうだ、最初はこんな感じだったのだ、、、 幅が狭く抵抗が少ないからでしょうか、一歩の伸びが今までより各段に良くなります。エッジを倒しても最後まで抑えが効くのでより押せます。こう、ズリっと逃げたりしない。これが吸い付きの正体かも。また、多少荒れた氷でも問題なく滑れます。 そして、ターンがしやすい。流線形で接地面が小さいからでしょうか、少しの力を加えるだけで、スッとターンできます。これはいい。 これ履いたらコロが貸し靴みたいに感じるよと言われましたが、決して誇張ではないですね。まるで別物です。これはいいものだ。 まだジャンプは試してませんが、これをつければ2Lzも、、、なんてことはないですね。

「上級者用」ではありますが

横滑りがしない分ごまかしがきかず、ちゃんと乗ってないとスルッとバランスを崩します。正しく乗ればスピードは出ますが、正しく乗るにはそれなりの技量は必要。よく切れる職人用の包丁ですね。 とはいえ、あたしは別に上級者でもないですが、慣れればそこまで乗りづらいとは感じません。スピードを出し過ぎずに、しっかり丁寧に乗ってあげれば、むしろ滑りやすいです。

氷が荒れてくるとコロだとどうしても失速しがちでしたが、シールだと薄いのもあり、エッジに乗ってる限りちゃんと進んでくれます。 また、クロスの時のアウトが最後まで押せます。コロだと抜けがちだったところも、ブレードの高さもありエッジの抑えも効くので、より推進力が増し、加速力が増します。エッジが鋭いためストップがまだ慣れてないので、あまりスピードを出すと危険なので、そこそこにしてますが。

新しいブーツは固い

あと、ブーツが新しく固いので、今まで柔やわので慣れてたぶんまだ違和感があります。特にバックスケーティングやバックスリー。フォアはほとんど違和感はなくなったんですけどね。 逆に言うと、今までしっかりエッジに乗らないまま足首のくにゃっとした曲がりで誤魔化してたとも言えます。 足首がしっかりしてると、力をエッジに預けるというか、変に力まずにそのまま伝えることができます。支えが効く分、バッククロスでのアウトもより押せます。 固い分、あまり足首をきつく締めすぎると曲がらなくなるため、最初はある程度緩めに締め余裕を持たせた方がよいかも。

一つ上のグレードへ

もちろんコーチと相談の上ですが、数年滑ってブーツにガタがきはじめて、シングルジャンプをこなす程度まできたら、思い切ってシールやスター、パターンなどの上級者向けのブレードに変えるのもいいんじゃないでしょうか。 もちろん初心者のうちはその種のブレードは危険ですし使いこなせないのでコロあたりが無難ですが、早めにいいブレードに乗り換えた方が上達は早いと思います。着るものはどうでもいいですが、足元は良いものを。

サイト訪問:「関西学生スケーターの世界」

さて、改めて、関西学生スケーターの世界について。ブログじゃないけど。うるにゃんも紹介なされたこともりますが。あれ?あたしもしたことあったっけかな?

学生OBの方が書かれてるようです。練習方法、考え方が具体的かつ詳細に書いてあり、 特にこの中の練習マニュアルは、 学生スケーターや大人スケーターは一読の価値はあります。所々私の考えややり方と細かい所で異なることはありますが、概ね実践的で、筋が通っており、取り入れられる点は多いでしょう。

「 より多く回るためには、きっちり踏み切って、ただ細い軸を作ればいいのだ。どこまで回ろうという意識は捨て、ただきれいな軸を作る 」


全く持って、その通りです。でも、その軸を作るってのが難しいですんですよね。バックスクラッチもうまくいかないし。

ブログ訪問:Skater Sakura さんとこ

さて、今度こそスケーターさくらさんとこ。 http://openaxel.blog14.fc2.com/。紹介と良いとこ上げはなんだかこっぱずかしいので、ダメ出しだけいきますかw

良いところ

、というのはあまりにアレなので、一応触れておきます。元選手としての観点から技術的解説やルール理解の普及などに尽力なさってます。テクニカルハンドブックなどの一次資料の提示、画像や映像の利用、それに対する解説と抑えるところを抑えています。

ブログ本文ではあくまで解説に留め、対陰謀論的な記述は控えてるところは、賢明な判断と言えるでしょう。それに表立って触れると一気に胡散臭くなりますし、ミイラ取りがミイラになる危険もあります。

無慈悲なダメ出し

で、ダメ出し、といってもデザインや構成が主ですが、黒バックに白文字とカラフル強調は読みにくいです。強調色は多くても二色程度にすべきでしょう。ちなみに黄緑や淡い水色はスマフォ版だと薄くて読めません。黒バックは一見しまってカッコよく思いがちですが、文字が多い場合は避けた方が無難です。

また、同じようなリンクや引用の提示が多く分量が多くなりがちで、その割に小見出しも打たれておらず、主論点や構成が掴みにくくなっています。色分けに凝るよりも、論点の明確化と簡潔な文章構成に目を向けるべきでしょう。

もちろん個人のブログですから好きなことを好きなように書くのが一番ですが、技術解説や資料的価値の比重が高い場合、きちんと見出しを打ち構成を整えた方が分かりやすさと質が上がります。 木下さんの「理科系の作文技術」という本が非常に参考になります。
、、と超上から目線でえらそーに言いました。すいません。内容があるからこそのお節介、ということで。

ちなみに先の理科系の作文技術の本は、(元)理系学生必携の書ですね。理系論文に限らず文書を記述するのに非常にためになるので、おすすめです。

ブログ訪問:バルタントモゾウさんとこ

さて、いよいよさくr、もといバルタントモゾウさんとこ。 http://blogs.yahoo.co.jp/barutantomozou/

いろいろなところに顔を出し精力的に活動なされているので、ご存知の方も多いかと。陰謀論突撃隊長ここにあり、ですが、いささか視野が狭く自己過信力が高いため、グレネードのピンを外したはいいけど相手に投げずにあらぬ方向へ走って自爆するという様式美が時折見かけられます。敵にするとうざいですが、味方にいてもそれはそれで扱いに困るというタイプですね。独自の定義、解釈と数値化を得意戦法とし、「ぼくのかんがえたさいきょうのさいてん」をドヤ顔で提示するのを生暖かく眺めるのも風流です。

突撃能力は他の追随を許さないのですが、上から目線で突っ込んで反感を買いまくったり、署名システムに筋違いに牙をむいたり、ブログ停止云々で泥沼化させるのはどうも筋がよろしくないかと。じゃあどうしたらいいんだと言われるとそれはそれで難しいので、一概に否定することはできませんが。

精緻な進入速度の計算

トモゾウさんのところで、「精緻な進入速度の計算」がなされてるようです:http://blogs.yahoo.co.jp/barutantomozou/34045955.html

計算をなさるのはよいのですが、根本的なところで誤解があるようなので、、

浅田さんのフリップの入りについて「ターンする時の右足の蹴りで最後の加速をつけている」とありますが、、、、それはふつーのモホークです。フォアインに最後まで乗ってバックインに乗り換えるもので、別に蹴ってるわけではありません。「実質的にはスリーターンではないので、難しい入とはジャッジは見ないように思えます。」実質的にもなにもスリーターンじゃありません。スリーターンで入っても、「難しい入り」とは見做されないです。そんだったらみんなスリーターンから入るよ、、、

ただしループとかでスリーの連続から入るのはGOE上げ要素だったかも。スルツカヤとかよくやってたよね。

ちなみにあたしはフリップはモホークから、サルコウはスリーから入ります。これは慣れの問題というか、最初にそう教わったから、ですね。逆も出来なくはありませんが、やりにくいです。

ブログ訪問:TVでは教えてくれないフィギュアスケート観戦術

最近はめっきり更新は止まってしまいましたが、パンダ師匠さんとこ。 http://pandamaster.blog114.fc2.com/

中身が濃く、説明も丁寧で、非常にためになります。特にステップやターンの解説は図入りでわかりやすく書かれています。 デザインもシンプルで、ごちゃごちゃしていない。強調は太字と赤で統一されている。そして、ちゃんと小見出しで章分けされている。これがあるとないとでは読みやすさに大きな差が出ます。また、ポイントは箇条書きで列挙しており、パッと見で掴みやすいですね。

悪い点は、、そうですね、全然更新してくれないところでしょうかw

ターン解説については、別記事で。