「ジャッジの匿名性」についてのまとめ(まとめ中)

極小規模な一部の国内大会を除き、一定規模以上の主要大会では、競技開始前およびジャッジ交代があった場合その都度ジャッジの紹介(名前と国籍)が行われるため、厳密な意味では匿名とは言えないが、各採点とジャッジの関連付けが行われていない、つまりその採点がどのジャッジによって行われたのか明確でないを状態を、「匿名性がある」と言う。以下、用語の整理と採用状況のまとめ(確認中)。

  • ランダムカット:複数人のジャッジのうち数人の採点をランダムに除外すること。[2010-11(要確認)]までは12人のジャッジのうち3人の採点をランダムに除外していたが、経済的な理由によりそれ以降廃止されている。
  • 上下カット:各ジャッジの出した採点のうち、最高点と最低点を除外すること。その後に平均を取りスコアとする。ISU開催大会では採用。国際B級や各国選手権でも採用されている?[要確認]。5/7/9人が主流で、5人の場合は上下カットは無し
  • ランダムオーダー:ジャッジパネルの採点列(縦の並び)が選手ごとにランダム。どのジャッジがどの採点を出したか関連付けられず、[また選手ごとバラバラなため、選手間で縦列をたぐっても、それが同一ジャッジの採点とは限らない。(要確認)採用の場合は、プロトコルに "in random order" と記載され、不採用の場合はその記載がなく、J1, J2, J3 とジャッジ番号が明記され、[実際のジャッジの席順と一致する?(要確認)。]ISU主催大会では採用、国際B級では不採用が多い模様(NRW、プランタン、トリグラフでは不採用)。国内選手権では国によって異なる。日本、米国は不採用、カナダも、、、J1,J2,,とあるから不採用、なのかな?

簡単に表にまとめるとこんなかんじ:
https://pbs.twimg.com/media/BGmr7BHCAAIHA8V.gif

ジャッジパネルの国籍表示ですが、GPS/F ではしっかり国籍が明記されていますが、ワールド、欧州、4CC、オリンピックは非表示(ISUと表記)されてるんですね。なんか既定があるのかな?それとも単なる慣習か。でもまぁ調べようと思ったら調べれられますけどね。例えばワールド男子ショートNo.1のMr. Elena Fomina は他の大会で RUS と出てるし。大きな大会に出てくるジャッジはそれなりでしょうから、他の大会の記録を漁れば、大体分かるはず。
例えばキムヨナ選手も出場したNRW2012は採点とジャッジが紐付けられており、「不透明さは低減されている」といえると思うんですが、どうなんでしょうか。http://www.lev-nrw.org/lev2008/docs/event/1189/SEG036OF.HTM